2013年11月13日水曜日

『図書館の神様』 瀬尾まいこ

これまた、たまたま図書館で見つけた本。
最近瀬尾まいこブームが到来。

ある高校の文芸部のお話。

まず、人はもともと何かを書いて、表現したいって欲求があるんだ、
という考え方に共感できた。

この文芸部に所属する垣内君と主人公の清は、
お互いに傷を抱えている。
それが、文芸部を通して、変化していく様が、
とても前向きでいい。

話を読み進めているうちに、
私もこの部に愛着を持ち始めた。
この部活が廃部になるのが、
さみしく感じた。

部活最後の活動で、
垣内君と清が二人で自由にグラウンドを走るシーンは、
最高に気持ちいい。
そのあと、図書館で、サイダーを飲むのも。

文芸部はなくなってしまうが、
この文芸部で過ごした一年の時間は、
確実に二人の心に刻み込まれたはずだ。
そして、二人の新たに始まる生活にも、
何かしらの影響を与えていくんだろうな。



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