高校の時に読んだ『キッチン』を最近読み返した。
これがきっかけで、よしもとばななさんの本を探してい時に見つけた本。
まず、一つ一つの章の前に書いてある文章が好きだ。
そのうちの一つに、これがあった。
「雨には雨の幸せがあり、
寒くても空気が澄んでいるのを味わい、
寝不足なら寝るのを楽しみにしよう。
その場の楽しいこと、
美しいことをじっと数えよう。」
失恋して元気をなくしてるときにこれを読んで、
前向きになれた。
へこんでいる時、全てがだめかのように見えることがあるけれど、
そうじゃないよなあと思える文章だ。
それから、
よしもとばななさんが考える幸せの概念みたいなものがいいなあと思う。
特に共通の目的があるわけでもなく、
だれかとただ同じ空間にいて、同じ時間をいっしょに過ごすことが、
何か意味あることのように思える。
そういう時間の中に幸せってあるんだろうなあ。
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