2013年11月13日水曜日

『ぼくは勉強ができない』 山田詠美

大切にしている友達が勧めてくれた本。
ブックオフで見つけて購入した。

学校の先生(この物語に出てくる)というのは、残酷だ。
先生目線での正しい、正しくないが、
何にでも当てはまると思っている。
そして、ある共通点がある生徒たちを、
十把一絡げにして、その人たちの性質までも決めつける。
こじつけだ。

それにおかしいと思って、
先生であっても、人目を恐れず、意見をぶつける秀美君はカッコいい。
あらゆる物事にまっすぐで、
優しい心を持つ秀美君の行動を見ていて、
清々しい気分になる。

人から受ける影響も受け入れつつ、
自分が正しいと思ったことは、
自分で守っていかないと。
そう思って、茨木のり子を思い出す。

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